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大量生産・大量消費の時代に、“最後の職人”と呼ばれる男たちがいる。引退までの残された日々を、己が積み上げてきた最高の技術で、最高のモノを残そうと奮闘している。そこには、半世紀以上にわたる職人人生でたどり着いた境地がある。凝縮された仕事の流儀がある。今回は「漆かんな」「江戸やすり」の職人に密着。激動の時代を生き、喜びや悲しみを味わってきた職人たちが迎える“最後の日々”をオムニバス形式で紹介する。
2月22日(月)22:00放送
気になる言葉を文字起こし
師匠:
見て覚えてほしい。
自分がやる気になれば、いろんなところに目配りがいく。
言われているときは、(自分なんかもそうなんだけど)覚えたような気がするのね。
言われて、なんだかんだって、やってるときっていうのは
芯からそれをやってるような気がしないんだよね。
ナレーション:
父からも一言も教わってはいない。
教えられては身につかない。自分の目で見て、ひとりで考え続けてこそ ものにできる。
師匠:
自分に関わったものがあれば、常に触ってみているはず。
それは自分の鍛錬ですからね。
人の鍛錬ではなく、自分の鍛錬ですから。
それを惜しめば、普通の決まったものしか作らない感覚になるかな。と思います。