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ドメニコ・スキッラーチェ校長
みなさん
学校は休校になりましたが
お話しておくことがあります。
当局の慎重な判断を尊重しますが
皆さんには冷静に
集団の妄想にとらわれることなく
必要な予防をした上で
「いつもの生活を送ってください」といいたいです
こんなときだからこそ
散歩をしたり
良い本を読んだりしてください
元気であれば
家に閉じこもっている必要はありません
スーパーや薬局に
駆け込むのは止めましよう
マスクは病気の人が主に必要なので
かれらに譲りましょう
病気が急速に広まっているのは
私達の時代が残した結果で
何世紀も前には速度は
少しだけ遅かったですが
同じように広がりました。
それを止めることができる壁は
存在しません
このような出来事での最大のリスクの一つは
社会生活や人間関係に「毒を盛ること」と
市民生活を野蛮にすることです
外国人への恐怖、権力同士の争い
感染源のヒステリックな捜索
専門家への軽蔑、
デマ、ばかげた治療法、
必需品の盗難、
医療機関の緊急事態・・・
目に見えない敵によって
脅かされていると感じるときには
同じ人間同士なのに
他人を、脅威や潜在的な侵略者のように見たりする危険があるというのが
先祖から受け継いだ本能なのです
14世紀と17世紀の伝染病のときと比べ
私達には近代的な医学があり
進歩し正確になりました
私達は、社会組織と人間性という
貴重な財産を守るべく
合理的な考えを持つようにしましょう
もし、それができなければ
伝染病が本当に勝ってしまうかもしれません
では、早いうちにまた学校で
待っています